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ご挨拶

 私は、2019年3月の第10回総会におきまして次期理事長を拝命し、4月1日より第4代理事長を務めさせていただいております。
 2007年に日本で初めてADHD治療薬が認可され、同年12月から市販が開始されたものの、当時はADHDの病因・病態や治療薬の作用機序など未解明な点が少なくありませんでした。ADHDの正しい理解と適切な診断・治療の普及と啓発を目指して、2008年5月に日本AD/HD研究会が設立され、2010年から日本ADHD学会と名称を新たにし、2019年に第10回の節目の時期を迎えました。本学会の発展とともにADHDの認知は広く一般社会にも浸透し、病態解明など研究の進展とともに、心理社会的治療の重要性も認知され、さらには治療薬も3種類に増え、2019年にはさらに1剤が認可されております。本学会の発足当時とは隔世の感がある一方で、一部ではあるものの不適切な診断・治療が行われてしまったことも聞こえております。今一度、原点に立ち返り、ADHD当事者およびそのご家族の方々に寄り添い、小児期のみならず生涯にわたる支援を目指すことが本学会の使命と考えております。
 牛島定信初代理事長、市川宏伸第2代理事長、齊藤万比古第3代理事長と、歴代の理事長は日本児童青年精神医学会の泰斗であられ、ADHDのみならず小児期から成人に至る精神疾患の研究・診断・治療に従事してこられた方々です。今回、初めて小児科医である私がこのような重責を担うこととなり、まさに青天の霹靂の心境ではございますが、皆様の叡智を集約させていただきつつ、学会のさらなる発展に寄与したいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。

日本ADHD学会 第4代理事長
   宮島 祐
(東京家政大学こども学部(兼任)東京医科大学 小児科・思春期学分野)